寸法: | 幅91×厚12.5×長606・909ミックス(mm) <1.654㎡ (0.5坪)/箱> |
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断面: | ![]() |
※ 無垢の風合いはそのままに、形状安定性を高めた高性能フローリングです。
※ 表面は無垢材ですので一枚ずつ木目・色合いが異なります。
※ 製造時の歩留まり都合上、まれに303mm・1212mmの長さのものが混じります。
※ ツヤ消しは納期2週間です。
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名称 | ハードメープル: シュガーメープル(Sugar maple、サトウカエデ、砂糖楓)、ブラックメープル(Black maple)、ロックメープル(Rock maple)に代表される硬質なメープル材をハードメープルと呼びます。ハードメープルよりも約25%材質が軟らかい、ソフトメープルもあります。カエデ科の落葉広葉樹/落葉高木/散孔樹。学名 : A.saccharum ssp. |
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分布・産地 | カナダ東部及びアメリカ北東部。主にアパラチアン地域および五大湖周辺に広く分布しています。寒冷な気候を好みます。 |
主な特徴 | 厳しい寒さや雪の重みに耐えて生長した北米産ハードメープルの肌目は緻密で、白い絹糸状の光沢があり、 その外見の美しさから装飾として広く愛されています。木材としての卓越した性質に加えて、「木の真珠」と讃えられるほどの上品な木肌は、シンプルなデザインに良く合い、どんな空間にも自然に溶け込みます。材質は重硬で乾燥の収縮は大きい方です。通常は直通の木目の材が多く、辺材はかすかに赤茶がかった明るい乳白色、心材は淡色から灰色を帯びた濃色赤褐色です。心材の褐色度は産地によりきわめて異なります。辺材、心材とも「ふけ」※(腐朽菌による変色)を含むことがあります。太と赤味との境は不明瞭で、日本の楓と同様に白太が大きい程利用価値があります。赤味の中の擬芯材部は非常に硬く粘りがあり、加工が困難なため、主に辺材を利用します。 |
主要用途 | ハードメープルは、太古から人々の暮らしに密接なかかわりを持ってきました。北米では大変好まれる樹種で、ホワイトアッシュと同様に、生活道具や建物などに盛んに使用されてきました。近代、ダンスホールの床板が主な使い途でしたが、ボウリングブームによって大量に生産される様になりました。体育館の床など主にフローリング床材をはじめ、家具材、パネル材、キッチンキャビネット、天板、階段、手摺り、モールディング、ドアなどの建築材から、ピアノの枠組材やバイオリンの背板などの楽器材にも使われます。ボウリングではピンの素材としてもハードメープルが使われます。 また、バリー・ボンズが愛用のハードメープル材のバットで年間73本塁打の新記録をマークして以来、バット素材としても引っ張りだこになっているようです。 ハードメープルは、木材を乾溜して種々の化学成分を利用する際に用いられる主要な樹種の一つでもあります。 |
木目、木理 | 肌目は密で、一般的に木目は通っていることが多いといえます。また、中に波状木理が出る木はバイオリン杢=シカモアと呼ばれて珍重されます。縮(ちぢみ)杢、玉粒状のバーズアイ(小鳥の目の意)などの杢目が形成されるものもあり、高級な家具材、楽器材として珍重されています。玉粒が多く、全面に均等に入るものは2000本に1本程度の割合と言われ、希少でなため通常の20~50倍という高額で取り引きされます。バーズアイ、縮(ちぢみ)杢を有するものは、まとまった量としては単板でしか入りません。 |
乾燥 | ハードメープルは大幅に収縮しながらゆっくりと乾燥するため、乾燥にはやや手間と時間がかかります。 |
加工特性 | ハードメープルは堅い木なので加工はやや難しいですが、ステインやつや出し加工で美しく仕上がります。接着性も良いです。釘、ネジを使用する前には、割れを避けるために事前に下穴をあけておく必要があります。機械加工、旋盤加工、またスチーム曲げにも適しています。 |
物理特性 | 重厚で衝撃性に強く、耐摩耗性に優れています。 |
気乾比重 | 0.70 |
入手状況 | 製材、単板とも極めて入手しやすいですが、バーズアイ、縮(ちぢみ)杢を有する希少なものは、まとまった量としては単板でしか入りません。 |
成木 | ハードメープルは樹高30~40メートル、直径1m位になります。 アメリカやカナダのカエデの紅葉は、黄色あるいは黄金色になり、日本のものとはまた違った美しさがあります。 |
ソフトメープル | レッドメープル・シルバーメープル・ボックスエルダーなどの総称です。加工性が良く、狂いも少ないが虫害に弱く、ハードメープルより25%柔らかいとされます。 |
カナダ国旗 | カナダ国旗にメープルの葉形が使われていますが、日本のカエデと同じ形です。 |
食用 | ハードメープルの中でもシュガーメープルは、樹皮に傷を付け採取した樹液を煮つめることで、メープルシロップやメープルシュガーになります。 |
和名 | カエデ。カエデの名称の由来は、葉がカエルの手に似ていることから「カエルデ」と呼ばれ、それが転訛したものとされています。 漢字「楓」は、本来は本種ではなくマンサク科のフウを指します。 訓読みで「かえで」と読むのは葉の形が似ていることによる慣用ですが、カエデは葉が対生、フウは互生であり、植物学的には異なる植物です。かつてはカエデ科の木には「槭」が用いられていましたが、この字は常用漢字に含まれず、替わって「楓」が充てられるようになりました。 |
カエデの主な種 |
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