藍染杉が新聞に掲載されました(四国4新聞社)

2011年 1月29日 土曜日

四国4新聞社共同企画~四国農林水プラスエックスにて、「藍染杉 凛」が紹介されました。

阿波藍として現在まで脈々と受け継がれている藍染。藍色は”ジャパンブルー”と呼ばれ、日本人の暮らしの中に長く溶け込んできた。そんな特産の藍染と徳島産杉を組み合わせた床材・壁材が「藍染杉 凛(りん)」だ。藍染料を杉板に塗布・定着させることで実現した独特の深い藍色が和洋いずれの空間にもマッチし、凛とした風格がある。

開発したのは内装仕上げ材製造・販売の大利木材(徳島市)。杉の間伐材などを素材に、抗菌・保温に優れた効果があるとされる藍染料を木材塗料として使用できるように、3年前から研究をすすめてきた。2009年度には、国の中小企業地域資源活用プログラムに認定され、杉材の含水率や加工表面の改良を重ねて10年に商品化を実現した。

外観面でも、世界的に評価の高い「天然藍」独特の濃い青に、杉の節目模様が溶け込んだデザインとなっていて、県内外の設計士や建設業者の注目を集めている。引き合いも徐々に増えているという。小濱孝彦社長は「壁や床など内装材として利用してもらえれば。地元で育った木材を地元で使う地産地消を進めたい」と話す。

1960年代の高度成長時には、住宅や紙需要の急増から全国で森林伐採が進んだ。その後、植栽した木が成長し、利用時期を迎えつつある。徳島県ではこの40年間で森林資源が約3倍に増加。県産材の自給率を上げることが徳島県の課題となっている。

そこで同社は、地域の建築素材を生かした商品展開に積極的に取り組んでいる。その一つが「凛」の開発だった。付加価値の高い商品で県産材への関心を高め、需要を喚起したい考えだ。

県産杉の需要を増やすため、ツーバイフォー工法への活用も研究中という。また、建材の大手企業と手を結び、「凛」で培った技術を用いた新商品の開発も進めている。

木材を利用することは森を育て、低炭素社会を実現する有効な手段となる。「凛を見ることで木材への関心が高まり、循環型社会への興味が増す一助になれば」。小濱社長は力をこめた。(徳島新聞社)

 

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