断熱材の施工は大変注意が必要です。
ほんの少しの隙間があっても、
「隙間なく施工する」技術は非常に重要です。


» 施工者の技術に左右されない、断熱材一体型耐力壁パネル
施工不良による断熱材の隙間は、断熱効果を下げるだけではありません。冬場は暖房と外気の温度差による結露、夏場はクーラーと外気の温度差による逆転結露が起こります。
次世代省エネルギー地域区分(I~Ⅳ)には、地域ごとにクリアすべきC値(隙間)が定められていますが、温暖な地域ほど壁・床・天井に隙間があっても良いことになっています(平成21年4月1日より気密性能に関する基準が削除されました)。おおまかに言うと仙台以南の地域では床面積1平方メートルに5センチ平方メートルの隙間があっても良いことになっています。100平方メートルの一般的な家の場合、C値5だと、家全体で500センチ平方メートル!も隙間があっても良く、次世代省エネ基準をクリアしているということになります。
温暖な地域では、断熱材に隙間があると、夏季に壁の中で逆転結露が起こるので、温暖な地域だからといって断熱材に隙間があっても良いことにはなりません。壁内の結露は住宅の寿命を縮めるので、何度も建て替える=製造エネルギーの増大につながります。そういう意味でも次世代省エネ基準は非常に古く、現実的でない基準だと言えます。
ちなみにこの次世代省エネ基準をクリアしている住宅は日本全体で4割程度だそうです。(2012年2月現在)
震災後の現在、省エネ化、ゼロエネ化は国の方針となっており、次世代省エネ基準とは別の、厳しい基準を新たに定める方向で議論されているようです。
