ファイヤーストップ構造 | 2x4工法の耐火性能
ツーバイフォー工法はファイヤーストップ構造。
火の通り道となる床や壁において、枠組み材などが空気の流れを遮断し、上階への燃え広がりを防止します。
ツーバイフォー住宅の場合、ほとんどが準耐火構造となり、火災保険料も安くなります。
ファイヤーストップ構造とは:
2×4工法や木質パネル工法などにおいて、壁パネル内の空気層を細かく区切ることで、壁内温度の急激な上昇を防ぎ、気密性を上げて酸素供給を断つことで燃えにくくさせる構造ののことです。
ツーバイフォー工法の内部構造は、床根太、枠組材などが一定間隔で組まれており、防火区域がいくつもつくられているのと同じ状態です。
この一つひとつの区画によって火の進行が遅くなります。
火災時に防火被覆(せっこうボード)が万一突破されても、このように2重3重の防火機能をもつ「ファイヤーストップ構造」によって火のまわりが遅くなり、逃げる時間が確保されるため死者を出しにくく、初期消火の可能性も高まります。
関連記事
杉を利用した2x4部材開発 | 杉の年輪幅は強度に関係あるか [3]
2x4工法で広いリビング・ダイニングの実現は可能か
木造軸組工法で、入隅の両方の面にOSBを使って大臣認定仕様の耐力壁を設ける場合の納まり
ラミナとは
衛星データによる森林特性の解析
打撃音による徳島杉丸太の動的ヤング係数測定(動画あり)
パララム(Parallel Strand Lumber)
夏暑い瀬戸内エリア向け高性能住宅モデルハウスを見学しました(プランサーバー、福山市)
杉を利用した2x4部材開発 | 杉の年輪幅は強度に関係あるか [1]
木材は火に強い【燃えても強度が低下しにくい】
構造用LVL
広葉樹の光環境に対する適応性
TJI【Trus Joist I Beam】Ⅰ型ジョイスト
断熱していないと建てたあとにお金がかかる | 断熱の話(6)
杉を利用した2x4部材開発 | 杉の年輪幅は強度に関係あるか [2]
スギ黒心材の耐蟻性
ツーバイフォー住宅は火に強い【気密性】
木は乾燥させたほうが性能が上がる5つの理由
てきはん/適判~構造計算適合性判定制度とは
徳島杉の平角人工乾燥材の収縮率
2012年 11月22日 木曜日 |
関連タグ: 2x4 (ツーバイフォー), 壁内気流(壁体内気流), 気密, 耐火性