木は乾燥させたほうが性能が上がる5つの理由
木は、切ったそのままでは水分が多く、使い勝手が悪いものです。
木を乾燥させることで性能の向上するポイントをまとめてみました。
- 寸法安定性が向上する
ある程度まで乾いた木は、未乾燥の木に比べて寸法変化が少なくなります。 - 強度の向上
乾燥させることで、折れにくくたわみにくい材となります。
曲げに関して、折れにくい、たわみにくいのが強い木の特長とされています。
結果として、木の強さの指標であるヤング係数も高くなります。 - 耐朽性、耐蟻性の向上
腐りにくく、シロアリにも強くなります。(※耐朽性 – 木材などの腐朽に対する抵抗性のこと。) - 接着性能、塗装性能の向上
乾いているほうが接着剤や塗料をのせやすくなります。 - 軽量化
水分が抜けると軽くなり、輸送しやすくなります。
木材を乾燥させる際、指標となるのは含水率という数値です。
含水率は、木材に含まれる水の割合です。
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2011年 9月30日 金曜日 |