リボス塗装とは
リボスはドイツの自然オイル塗料メーカーです。
大利木材製品のリボス塗装とは、リボス社の自然オイル塗料「クノス」を2回塗布する塗装のことです。
リボス塗料のすべての成分は、バイオケミカル・トクシコロジー・ミクロバイオロジー科学に基づき最高度の「健康」「環境」両面の適正性に照らして選択されています。
天然植物油・天然蜂蜜ワックスをベースに、食品基準を遵守した植物油の抽出など、製品ライフサイクルの全段階(製造・施工・廃棄など)でエコロジー適合性に合致しています。
» リボス塗装済みの無垢フローリング
» リボス塗装したフローリングのメンテナンス方法
世界で最初の自然塗料メーカー
リボス社は世界で最も早く自然塗料を送り出したドイツ最大手の「自然塗料メーカー」です。
リボス自然健康塗料は建築・建材・家具などあらゆる住環境に使え、人の健康に役立つ塗料として注目されています。
その特徴は「健康=人体への安全」に重点を置いた、自然かつ健康的な素材で開発された高品質の塗料であることです。
自然オイル塗料のパイオニア、リボス社
1972年、数人のエコロジー博士達(全員女性)が、「温故知新」を哲学として、自然・人・地球に優しい「自然塗料」の研究を初め、需要の盛り上がりに応えて会社組織として、世界で初めて製造開発しました。
現代の最先端テクノロジーと古代からの知恵を組み合わせ、すべての材料をバイオケミカル的に吟味しています。全リボス製品は、エコテストでトップランクに位置しています。
リボスとは、古代ゲルマン語で「太陽・芳香・輝き」を意味しています。リボス社は「自然・健康塗料」の代名詞と成りました。
リボス製品は、永年のノウハウで構成させた「植物化学」です。
リボス社設立は、シックハウスの原因究明から
リボス社設立のきっかけは、1972年創立のメンバーである学校教師が学校にいると気分が悪くなり、家に変えると解消するという症状に見舞われたことに始まります。当時は原因不明とされた「シックハウス」「シックスクール」の症状です。
その教師夫婦の友人として相談を受けたのがリボス社のオーナーとなるローズマリー・ボーテ。
彼女達3人は、その症状から学校環境に何か原因があるのではないかと考え、その原因の究明に務めたのです。
結果、問題はその学校だけでなく、多くの学校や幼稚園、その他ビルでも、絨毯や建材などから有毒な物質が揮発していることがわかりました。(現在のホルムアルデヒドやVOC)
同時に、それら有毒な物質により多くの人々がアレルギー症状に苦しんでいることにも気づきました。
そして3人は、この状況を何とか変えたいとの願から、安全な建材を提供したいと考えるようになりました。
特に、高濃度の有機溶剤を含みホルムアルデヒド等を大量に揮発する化学塗料に替わる、ひとに安全な自然塗料の提供を世界で始めて目指したのです。
「自然塗料」にひそむ健康への危険性を排除したのが「自然健康塗料」
天然成分の中にもアレルギー性や毒性を持つものがあります。
例えばテレピン油やレモン油といった天然溶剤です。
リボス社でも初めはこれらを使用していましたが、粘膜を刺激したり、かゆくなるなどのアレルギーを引き起こす可能性があることが次第にわかってきました。
そこで、溶剤は決して毒性があってはならず、自然素材よりも人の健康に影響が少ないことを優先して、食品・食品加工品類に使用される溶液を選択することに至りました。
スウェーデンのカロリンス研究所と共同であらゆる溶剤を研究した結果、最も安全・健康的な溶剤イソアリファーテを選択したのです。
イソアリファーテとは、厳しいアメリカ合衆国FDA基準で、野菜洗浄、果物野菜コーティング、ワインやビネガー製造などに使用される原油から取れる溶剤です。
化粧品類、医療品類の伸展剤としても使用されています。この方針はドイツのエコテストマガジン機関にも認められています。
使う人の安全を考えた『完全成分明示』
リボス社の安全性は、消費者自身が成分を判断して製品を選べるようにしています。
各製品の成分明示が無ければ、消費者は正確に判断・選択できないとの理念に基づいています。
<リボス製品類の安全基準>
・リボス社製品類はドイツ規格協会(DIN)において、DIN53 160とEN71 「幼児玩具向け安全基準」に合格しています。
・シックハウス対策では、国土交通省の認定によりF☆☆☆☆を取得しています。
・耐候性試験では、日本建築学会 建築工事標準仕様書JASS 18塗装工事において、木材保護塗料としてJASS 18 M-307に規格適合しています