真空断熱材に穴が開くとどうなるか 【動画】


薄型で、大変優れた断熱性能を持つ真空断熱材
真空断熱材に穴を開けるとどのように変化するのか、実験を行いました。

真空断熱材とは:
真空断熱材は値段が高く、これまでは冷蔵庫や保冷ボックスなど住宅以外のものに使われてきました。しかし住宅の断熱性能の向上が省エネ・ゼロエネ化には避けて通れないことから、真空断熱材が注目されはじめています。価格の高さが一番のネックですが、需要が増えれば価格も下がってくるかもしれません。


穴を開けてしばらくすると、空気が入って表面のアルミがピンと張ってきます。
穴の開いていないものと比べると、表面の張り具合が違いがわかります。

ついでに断面を見てみました。

白い部分に目に見えない細かな部屋がたくさんあり、それぞれが真空になっているそうです。写真は空気が入ったので反っています。

穴の開いていないもの(左)と比べると、空気が入ったぶん厚みがあり、触った感じもフワフワしています。

真空断熱材の弱点

真空断熱材の弱点は、穴です。

施工時に誤って釘など打ってしまおうものなら、空気が入って断熱性能はほぼゼロになります。引っかき傷で穴ができてもだめです。住宅に真空断熱材を取り入れる際には現場での取り扱いに注意が必要です。

さらに、経年変化による性能低下も課題です。
真空状態にしておいても、時間とともにわずかな隙間から空気が入り、30年後には性能もだんだん低下してきます。

これからの日本の住宅は欧米のように100年の寿命を目指すようになってきますので、30年経ったときに性能の下がった真空断熱材をどうするのか、新しいものと取り替えることが簡単にできるのか、といった課題をクリアする必要があります。

2012年 5月2日 水曜日  |   関連タグ: ,
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