省エネ住宅に向いているツーバイフォー工法
省エネルギー住宅は「高性能な外皮」が前提
居住時の暖冷房エネルギーを抑えるための高性能な外皮は、省エネルギー住宅の基本中の基本です。高性能な外皮性能、つまり断熱性・気密性は、施工者の施工技術により性能に大きな差が出ます。断熱・気密施工のしやすいツーバイフォー工法は、施工者の技術に左右されることなく断熱・気密を確保できるという点で優れています。
ツーバイフォー工法は、高性能な外皮を獲得しやすい
ツーバイフォー工法は、壁同士を組み合わせる構造のため、気密性を確保しやすいのが特長です。
一般的な在来工法では、高性能な外皮にしようとすると、気流止めなどの追加作業が多くなります。
現場での作業工程が増えるほど、施工者の熟練度や工程・天候・作業性による施工ミスが増えやすく、結果として断熱欠損(外皮の性能ダウン)につながりやすくなります。
ツーバイフォー工法は断熱材の性能を最大限に引き出せる構造
ツーバイフォー住宅は、構造体そのものを断熱化し易く、気密施工も容易なため、建物自体がもともと優れた断熱性・気密性を兼ね備えています。
ツーバイフォー工法の外壁は、枠組材に構造用面材を貼った大壁構造であり、枠組材の間の空間がシンプルであるため断熱材の充填が容易かつ、確実に行えます。(複雑な柱が筋交いがあると、施工技術による断熱欠損が生じやすい)

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2012年 8月7日 火曜日 |
関連タグ: 2x4 (ツーバイフォー), 断熱, 気密, 省エネ