壁内気流(壁体内気流)とは

壁内気流とは、壁の中で起こる気流のことで、断熱性能の低下結露の発生を引き起こします。
結露は壁の中でも発生します。

壁内気流が起こる原因

壁の中の空気が小屋裏に流れ込むと同時に、部屋内・床下から壁の中に空気が流れ込みます。これが壁内気流です。

小屋裏の温められた空気が、棟換気等から外部へ流出することにより小屋裏の気圧が下がり、軒裏等の隙間から外気が流入します。これが小屋裏換気ですが、このとき天井と壁の取り合いに隙間があると、壁の中の空気も小屋裏に流れ込みます。

冷たい空気がコンセントなどから流れてくるのを感じたことはありませんか?冬に足元が寒い原因のひとつに壁内気流があげられます。

壁内気流が引き起こす問題

  1. 床下の冷たい空気が壁の中に流れ込むことで寒さを感じる(断熱性能の低下
  2. 部屋内の暖かい空気と、床下からの冷たい空気がぶつかることで結露する
    ※結露は部材を傷め、シロアリの被害を受けやすく、ダニやカビなどが発生しアレルギーの原因ともなります。
  3. 火災時に壁内に酸素が供給され、燃えやすい
    このため在来工法では、壁内気流を止める気流止めを施さないと奨励準耐火建築物と認められません。
    (※ 奨励準耐火建築物と認められれば、火災保険は半額以下で済みます。ちなみにツーバーフォー工法は基準施工で奨励準耐火建築物となります。)

日本の在来工法で、完全に壁内気流を止めるには、微細な隙間も許さない厳格な施工が、たずさわる全ての施工業者に求められます。残念ながら現在の日本の多くの住宅では、壁内気流が発生していると言えます。

※昔の日本の家は土壁だったので壁内気流が起こりえなかったのですが、現在では土壁は希少な工法となっています。

ツーバーフォー工法在来断熱パネル工法は、壁内気流を止めやすい工法で、高気密高断熱に適しています。

 

関連記事

戸建賃貸住宅アルテアークの徳島モデルハウス
ツーバイフォー(2x4) | ツーバイフォー部材アッセンブル・パネルプレカット
地域材(徳島杉)を利用した2x4部材開発 [1] 事業概要
国産材2x4への取り組み
μ値(ミュー値)とは
Q値(キュー値)とは
抵抗性マツの種子生産状況とその抵抗性について
木材の浸透性改良法(超音波振動を用いた注入についての試験)
林業~作業現場へのモノレールの活用について
林業~スイングヤーダによる間伐材生産システム
セルローズファイバーの現場吹き込み(天井)
屋根勾配(やねこうばい)とは
夏暑い瀬戸内エリア向け高性能住宅モデルハウスを見学しました(プランサーバー、福山市)
厳格な日本のツーバイフォー施工規定
耐火構造の木造住宅(ツーバイフォー工法)
ツーバイフォー住宅は地震に強い【耐震最前線】
冬寒く、夏暑い家~日本の住宅の実情 | 断熱の話(3)
ヘリンボーン貼りとは
杉を利用した2x4部材開発 | 杉の年輪幅は強度に関係あるか [3]
ダイヤフラム論 | 部材の組み合わせによる構造強化
2010年 1月27日 水曜日  |   関連タグ: , , , ,
Copyright (C) 2012 大利木材株式会社, Dairi Lumber Co., Ltd. All Rights Reserved.